タン練くん(口腔嚥下機能訓練器具「一般医療器具」)
誤嚥性肺炎による肺炎で亡くなる人が増えています。
厚生労働省によると、肺炎にかかって亡くなる人の割合は主な死亡原因で亡くなるかた全体の9.4%を占め、悪性新生物(ガン)の28.7%、心疾患(15.2%)の次に多く脳血管障害を抜いて3位という結果になっています。
誤嚥性肺炎になりやすい人の特徴。
脳梗塞や神経疾患を患ったことのある方。また、舌の筋肉が低下しているご高齢者も誤嚥をしやすいことから、誤嚥性肺炎になってしまうリスクも考えられます。食事中によくむせると感じられたら誤嚥性肺炎の可能性を疑ってみたほうがよいでしょう。
早めに対処するほうが誤嚥性肺炎を予防することにつながります。
嚥下力低下による誤嚥~誤嚥の仕組み~
舌の筋肉は舌骨と喉頭蓋に繋がっており、通常食べ物を飲み込む際に、気管に食べ物が入り込まないように自然にフタをする仕組みがあります。
高齢になり、舌の筋肉が弱って舌圧が弱ってくると、連動してフタの機能が弱まり、食べ物を飲み込む際に、気管に入り誤嚥が発生します。嚥下反射の仕組みである舌・咽頭、食べたものが肺にはいらないための喉頭蓋の開閉という、一連の筋肉の働きが正常に動くことが、誤嚥防止にとても重要です。