トロミが必要なことが多いのはなぜですか?岩手医科大学付属歯科医療センターによる。
口から食べる機能が障害されると、一般的に水分やお茶、味噌汁のようなものが上手に飲めなくなります。
水のように粘度の低い液体は、動きが速く、誤って気管に入りやすいからです。
トロミをつけることで、動きのスピードがゆっくりになり、また、まとまりやすくなるため、スムーズに飲み込むことができます。
ただし、トロミをつけすぎると、逆に飲み込みづらくなり、誤嚥や窒息の原因となることがあります。
その人にとって最適なトロミの程度は異なりますので 何でもトロミをつければいいとことではありませんので、ご注意下さい。
「タン練くん」のニップル(シリコンゴム製吸い口)には、トロミ用の別売品があります。先端の穴の大きさが、1㎜のもの、2㎜のものがあり、トロミ食の方で、むせ方軽い人は1㎜を、むせ方がひどい人は2㎜のものをお使い下さい。
また、おもゆなどで、ご飯の粒が半分ぐらいの大きさで残っているものを食しているかたは、先端のの穴が3㎜のものをお使い下さい。