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口は脳の出店

カナダの脳外科医ペンフィールドが描いた、ゆうめいなホムンクルス(こびと)の絵があります。これは人の大脳の運動野と感覚野が体のどの部分を司るか調べ、対応領域の大きさに合わせて人の体を描いたものです。

手足が非常に大きく、目や口も大きく描かれています。体の各部位の大きさが現実の人間と違って、おかしなバランスになっています。

とりわけ大きいのは「舌」で、口の中に収まりきらずに飛び出して大きく描かれています。大脳は口や舌が人間にとって非常に重要であることを示しています。

一般的にこのことは「口は脳の出店」と表現されています。

食べることや話すことは、微妙な感覚や、それを支えるための巧みな動きを要求されるからこそ、これだけ口周りの感覚が発達したのでしょう。

口から食べ物を摂取する事は生きるための基本ですし、毒のあるものや腐ったものを食べれば生命の危機につながります。

仲間とのコミュニケーションを取りながら協同作業をする事で、人類は高度な文明を作り上げてきたのです。

よく細かい作業などで手を動かずと認知症予防になるなどと言われていますが、これは手に多くの脳神経がつながっているから。

となれば、たくさんの神経がつながっている口や舌を動かすことは、手を動かすこと以上に、脳に刺激を与えることになります。話したり、よく噛んで食べたりする事は、脳の活性化につながるのです

ここまでは日本歯科大学の菊谷武教師油膜の書かれた「人は舌から老いる」からの抜粋です。

追記※

舌の筋力が弱ると、誤嚥性肺炎が発生しますが、これを予防するための「口腔嚥下機能訓練器具」を使用する事は生きるための食べ物を摂取することを支える重要な役割を持っています。これからの高齢化社会において、増えてきている「認知症予防」につながります。

舌な負荷をかけてゴクリと赤ちゃんのように飲んで嚥下機能をきたえることは、認知症予防に好影響を与えているのです。