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口腔機能低下症とは

口腔機能とは、食べ物をかみ砕いたり、のみ込んだり、会話をしたりする機能のこと。「口腔機能低下症」とは、そういった機能が低下し、口の健康が損なわれた状態です。これまで、口の状態は、健康な状態と、摂食えん下障害・そしゃく機能不全などの障害が起きた状態の2つに分けられていましたが、最近その中間に、口腔機能低下症が位置づけられるようになってきました。

口腔機能低下症は、老化とともに口の筋力や機能が少しずつ低下していくことによって発症します。また、歯が抜けたまま放置し、硬いものを避けて柔らかいものばかりを食べ続けていると、口腔機能は低下してしまいます。口腔機能低下症は、60代で6割、70代で8割、80代以上はほとんどの人に発症しているといわれます。40~50代でも、半数近くは何らかの口腔機能が低下しているという調査結果もあります。

NHK健康チャンネル抜粋