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口の衰えが健康寿命左右

加齢とともに筋力や体の活力が低下した状態を「フレイル(虚弱)」と呼び、生活の質(QOL)に直結する。最近、「口の虚弱(オーラルフレイル)」が注目されている。口の衰え、機能低下が全身のフレイルと要介護につながる悪循環の「入り口」となり、健康寿命を縮めるからだ。

東京大学が2012~16年に65歳以上の約2000人を対象に行った調査によると、オーラルフレイルに該当するグループは、そうではないグループに比べて4年後に介護を必要とするリスクが約2・4倍になることが分かった。

専門家によると、うまくかめないので軟らかい物を食べるとかむ機能が低下し、食欲も落ちる。やがて低栄養に陥り、運動機能が低下するロコモティブシンドロームや筋肉量が低下するサルコペニアを招き、要介護の状態に至るという。

時事メディカル サイト抜粋