吸啜訓練前と訓練後の舌圧変化
訓練前の舌圧は平均14.2kpaであったのに対して、訓練後は平均21.4kpaへと、舌圧の有意な上昇が認められました。
また、舌圧は各個人間の変動が大きいことがわかりました。
訓練をしたかたが、平均21.6kpaであった方が、仮に3ヶ月の訓練休止期間をおいて、また、訓練を、開始し3ヶ月平均の舌圧血ぎ平均23.3kpaと、一度上昇した舌圧は、大きく減少することはありませんでした。
これが、昨年12月8日に、私が日本口腔リハビリテーション学会で、発表した要点です。
どうかみなさん「食べることは生きること」飲み込む力は鍛えないと衰えてくるというか事を知って頂きたいと思います。
舌圧という言葉は馴染みがないですよね。
この力があるから、哺乳類は繁栄できました。赤ちゃんが母乳を飲む本能を吸啜本能と呼びます。
この仕組みを利用したのが「タン練くん」です。
舌は遊離端筋肉で、とても、負荷をかけると(過負荷の法則)早く舌圧が上がります。
どうか皆さん、脚腰の筋肉を鍛えるのと同様、飲み込む力、(舌圧)を鍛えて下さい。
笠原直樹 拝