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摂食嚥下リハビリテーシヨンという著書の巻頭で稲川氏はこのように述べられています。

「物が食べられないということがいかに辛く悲しいことか」医療や介護にかかわる私たちは、そのことを常に考えていなくてはならないと思います。

重度の嚥下障害であっても、早期から適切なケアと原疾患の治療、そしてリハビリテーシヨンを続けることで、患者さんの多くが食べられるようになります。

しかし現実には、施設や病院では摂食嚥下障害があると“食べる»行為は禁止され、“食べる»チャンスも奪われてしまう患者さんがたくさんいると思います。中には口腔ケアさえ受けられずにいる患者さんも多いのではないでしょうか。

「略」

私たちは、食べる幸せを願い

日々患者さんと接してはいます。

「美味しいものをおいしく食べられる幸せ」をひとりでも多くの患さんに提供できればと願って書きました。