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病院や施設で誤嚥予防の嚥下体操を担当しておられる皆様(STさんやPTさん)継続と効果を出すのは難しくないですか?

実際現場で活躍されているSTさんにお聞きする機会が多いのですが、継続が難しく効果がみられないうちに来なくなってしまう患者さんがとても多いとが、悩みのタネだとおっしゃるかたが多いです。

やはり、毎日、歩くということを継続する事も同じ筋肉のトレーニングととらえると同じように嚥下体操を続ける難しさを痛感することが多いとおっしゃいます。

大人用の哺乳瓶で好きなものを中に入れて飲むだけなら、続けられるかたが、沢山おられます。

一見、ミルクを飲む赤ちゃんと同じことで、トレーニングになっているとは見えないのですが 実は、とても舌から喉頭蓋までの14種類の筋肉を強烈に鍛えています。一番鍛えたいところは、間違って気管の入り口に入ってしまう喉頭蓋が弱ってくる喉頭蓋を開閉している筋肉です。この筋肉は舌から続いています。ゴクンと飲む毎に喉頭蓋を開閉させているのです。舌はこの「タン練くん」で飲み続けると最初は舌の筋肉がとても疲れます。しかし、毎日続けることで、舌から続く筋肉がとても強く鍛えられます。グイグイ飲めるようになって、嚥下するための筋肉が強くなります。誤嚥性肺炎で苦しむ方々、いつまでもご自分のお口で食べて命をつなぐための道具を使いましょう。