誤嚥性肺炎と逆流性食道炎から回復した友人
彼は高校時代の同級生で、同窓会を誘ってくれた友人です。
「久しぶり、今度高校の同窓会があるから 一緒にいかへんか? もし、知り合いがいなくて、しゃべる相手もいないと寂しいから一緒に行ってくれへんか?」
このような電話がかかってきました。私がすぐOKをだしたら、「72歳になって現役で働いている友達ほとんどいないから、改めて仲良くしよう」
私が 了解と返事をすると、一度、お前がやっている特別養護老人ホーム 岩出憩い園 へ遊びに行くわと、やってきました。
ホームの私の部屋で2〜3時間喋って意気投合しました。
そして私が一生懸命力を入れている「誤嚥性肺炎を予防する器具」について話をすると、友人はまさに、それで死ぬと思っていて(終活)をしていて、家や書物を売払い、子供への遺産手続きも済ませたところだ。
夜は逆流性食道炎で、体を横たえると、逆流して吐いてしまう。しゃべっていても
食べたり飲んだりしている途中で、肺に入ってくると、むせだして止まらない。もうこれで死ぬんだと覚悟をしていたそうです。
彼に、誤嚥性肺炎が何故起こるか、嚥下反射、や赤ちゃんの吸啜反射の説明。ゴクンと飲み込んだものがのど(中咽頭)に達してから始まる 嚥下反射が脳からの伝達神経、それによって動く嚥下関連筋肉の複雑で緻密な 胃の入り口までの約25センチの間が、生きるために一番重要な働きがおこなわれている。これによって、我々は生きていくことができると伝えました。
彼は私の開発したフェイスラインボトルで、嚥下訓練を始めました。
3日ほどして電話があり、良くなってきたと言い。2週間後には、逆流もしないし、肺に入っていくこともなくなったと、電話で「お前、これをよく作ってくれた、俺はこれで、10年は命が延びた」と心から感謝してくれました。
彼曰く、世の中には俺のように苦しんでるいる人は山ほどいる。これを世の中の苦しんでいる人を救うため、広めるべきだと 予防医学の中でも最も重要な医療器具だ。俺も何とか手伝いたいと言って周りの苦しんでいる人々に、広めてくれています。
先日も病院での私の講演会に同行してくれ、体験者として、ビフォーアフターを説明し喝采を浴びていました。
私は(予防器具と誤嚥性肺炎)について、3学会で発表したり、講演会もいれると100回以上講演してきました。これからも、私の残りの人生は、(誤嚥性肺炎で亡くなっていく人々を助ける。予防医療に邁進する。)ということで捧げていきたいと思っています