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誤嚥性肺炎の医師よがりの選択

「誤嚥性肺炎の主治医力」のなかから掲載。
正解がないというか、ガイドラインで何を一番言いたかったというと、欧米では、苦しみや快適さを素直に感情表現する認知症患者さんでは、肺炎を治したほうが明らかにQOLが落ちていたという研究がよくありますね。
客観的なエビデンスがあるんだから、治癒することが必ずしも正義ではないという認識になるわけです。
でもそれは肺炎になってから会うのではもうわからないんです。
そこで判断しろといわれてもわからないんで、あのガイドラインでは そこを家族に聞きなさい。
ずっとプライマリーケアの先生に聞きなさい。
そして決定は必ず多職種を含めた意見と、患者さんあるいはご家族の意見をもとにして治療しなさいといっているわけです。