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4年前から始まっている歯科口腔機能低下症の現状

口腔機能低下症の検査と管理が保健収載されて4年が経過しましたが、十分に浸透してきたかというと、まだまだと言わざるを得ない状況ではないでしようか。

今現在、口腔機能低下症への取り組みが10%程度だそうで、普及はまだまだこれからのようです。

歯科医院内での取り組んでいる歯科医師や歯科衛生士が、病院や施設、在宅での、現状を目の当たりにしていないことが、モチベーションが上がらない原因の一つではないでしょうか。

特養や老人ホームでの、誤嚥性肺炎の現状。さらには症状が悪化して、病院に入院してからの、進行や処置の現状を見る機会が少なく、取り組むモチベーションが上がらない現状があると思います。

もう少し、特養や病院の口腔ケアに歯科衛生士が深く関わる必要があると思います。口腔状態の健康を改善・維持していく使命がありますので、かかりつけ歯科医は時間をかけて対応する必要があると感じています。75歳で誤嚥性肺炎のピークを迎えることが、データで示されているので、少し前に「機能低下がないかどうかを確認」してから歯科治療に入ることが大切だと思います。

また、舌圧計で数値が低かった場合、舌や口の周り筋肉の鍛え方などを指導して、その後の改善などを患者さんと共に喜びを分かち合うことが、やりがいにつながると思います。