いつまでも元気に食事がしたい人の為のトレーニングボトル
なんでもNHK「おはよう日本」で紹介された商品なんだそうです。
両親が年齢を重ねてきているので試してもらいたかったので
おためししてみる事にしました。
そもそも誤嚥とはと言う事になるのですが
私たちは食事をする時にむしゃむしゃと歯で食品をかみ砕き
ごくりと飲み込んで食べ物を食堂から胃に送り込んでいます。
この時舌の筋肉は舌骨と喉頭蓋につながっており
気管に入り込まないように喉頭蓋を閉じると言う仕組みがあります。
年齢を重ねて舌の力が弱かったり生まれつき舌の力が弱い方などは
ふたをする機能が弱まってしまい気管に食べ物が誤って流れてしまう事を
誤嚥と言います。
この誤嚥がおこると肺炎を引き起こしてしまい
年齢を重ねた方の死因の上位上がってきている見逃せない病気の1つです。
誤嚥の危険が出てしまうと食べ物が気管に入ってしまっては危ないので
食べ物にとろみをつけてまとまりをよくしたりそれでもダメな方には
胃にチューブを差し込んで栄養を補給する胃ろうと言うシステムを
選択せざるを得なくなってしまうのです…。
やはりくちから食べ物を食べないと言うのは食事を
生きる楽しみのひとつとしてあげる人が多い世の中ですからストレスが
たまると思いますね。そういうリスクを上げない為にも
舌の力を衰えさせない事が重要だと思います。
ちょっと大きい哺乳瓶の様な形状です。
哺乳瓶のような形状なので飲み口はニップル(乳首)のように
なっているのですが哺乳瓶と違うところは
ニップル部分が長い事。
ここが長く結構な弾力があるので飲み込むのに力がいると言う事ですね。
力がいると言う事は舌の筋肉を鍛えられると言う寸法です。
両親に試してもらう前に自分で使用してみました。
なかみにお水を入れて飲んでみましたが
吸うのにかなり力がいるので顎の下から喉にかけてかなり痛くなりました…。
飲み込みに自信がないわけではなかったけれど
食べる事が大好きだしこれからの人生を考えると
このトレーニング器具を使って舌の力を鍛えないとダメだなと思いました。
両親にはまずは何も飲み物を入れずに
吸う練習をしてもらい慣れてきてからお水やお茶を入れて
飲むトレーニングをしてもらいました。
お水を入れて飲んでもらったらかなりのどや
顎の下あたりの筋肉、舌の筋肉を使っている事を感じてもらえたので
これからこのトレーニングボトルで鍛えていかないとダメだね
と言ってもらえたのでほっとしました。
なかなかこのような器具を使ってもらってもらうのは勇気がいるかもしれないけど
私はおすすめだと思いました。