なるほど、舌の筋肉を鍛えている感じあります
60歳を越えた頃から、父が飲み物で頻繁に咳き込むようになりました。
「気管に入った」と言うのですが、これが嚥下力低下によって起こるというのを最近知りました
嚥下能力の低下は、お年寄りの死亡原因の上位にある誤嚥性肺炎の元になるので、少しでも長く残してあげたい体の機能の一つだと思います。
でも、鍛える方法が在るのかどうか よくわからずにいましたが、NHK「おはよう日本」で紹介された 嚥下力トレーニングボトル『タン練くん』と言う商品があるのを知り、お試ししました。
こちら、舌の筋肉を鍛えることで、気管に食べ物や飲み物が誤って入り込まないように訓練する商品です。
大きなハンドルがついていて、若い私にはちょっと大げさな気がしましたが、
ハンドル付きだと握力が弱っている高齢者さんにも使いやすい形状ですね。
そういえば、子供が幼い時によく使っていた幼児用マグもこんな形でした。
話で聞くだけではよくわからないので実際に私がまず試して見ました。
お水を入れて飲んでみたら、はじめは かなり強くチューチューしても、全然出てきませんでした
もう長いこと哺乳瓶なんかで飲んでないから、飲み方を忘れてしまっていたのですが、先っちょだけ吸っても飲めないのでした
長い吸い口をしっかりとくわえてチューチューしたら、やっと飲めました。
すると、下をしっかりと上に押し上げて、吸い口をつぶすようにしながら飲んでいるのが自分でもわかりました。
まだなれていないので、けっこう力を使います。
なるほど、だから舌の筋肉が鍛えられるのか
生まれたばかりの赤ちゃんも、ものすごく一生懸命チューチュー飲んでくれるけど、
年を重ねるとすっかりあの感覚を忘れていました。
嚥下能力が落ちる前に、こうやって鍛えにくい舌の筋肉を鍛えることって大切かも。
改めて、父にも試してもらいました。
やっぱりはじめはうまく飲めなくて、変な顔をしていましたが、説明したら上手に飲めるようになりました。
でも、私と同様に、けっこう吸うのに力が必要みたい
やっぱりトレーニングして、慣れていく必要がありそうでした。
まだまだ元気だけど、相変わらず飲んでは よくむせている父が、続けてトレーニングすることで誤嚥が減るのではないかと期待が持てました。