口から食べる意味。
食べ物を飲み込むときには、のどからの情報によって甲状腺につながる副交感神経が活性化する反射が起こり、サイロキシンとカルシトニンの分泌が高まります。サイロキシンは全身の細胞の代謝を高め、精神機能も活性化します。カルシトニンは骨の細胞に作用して骨を強くします。
このように、口からたべることが心身の健康維持につながるしくみが、私たちの身体にもともと備わっています。
食物を飲み込むという「のどの機能」を維持することは、食物が誤って肺に入るのを防ぐのに大切です。しかしそれだけでなく、私たちの最新の研究から健康長寿にかかわるという科学的根拠が証明されています。
【東京都健康長寿医療センター 老化脳神経科学研究部長 堀田晴美】より