口を使うと脳が活性化する。と東大病院の西原克成先生が著書「赤ちゃんはいつ(人間)」になるかのなかで、こう書かれておられます。
最も原始的な形態の動物は、外界から食べ物を取り入れ、それを消化、排泄するという単純なことしか出来ません。食べ物の入口と出口しかないチューブのような生き物が、すべての動物の原点だったのです。
しかし、こんなシンプルな動物にも神経はあります。それで食べ物を感知し、食べ物が口から入ってくるのを感じ取ると、腸に合図を出して消化運動を起こします。
人間の複雑な脳も、実は口の周りの神経から生まれたものです。つまり、口の周りに作られた神経が進化の過程で複雑になり、それがやがて独立したのが動物の脳というわけです。ですから「脳は口から出来た」ということができるわけです。
「食事の時の、よく噛む人はボケない」と言われますが、これも脳と口の関係を考えれば当たり前のことです。十分に口を使っていると、脳の老化は抑えられ、いつまでもボケないのです。