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ブログ(活動・動向情報)

認知のある方のご子息から問い合わせがありました。

76歳の母が、認知症があり、嚥下や咀嚼が衰えてきました。どうしたら良いか?と質問がありました。

咀嚼が衰えてきたら、まず 入れ歯を作るなどの発想になりますが、新しく作っても、入れ歯がピッタリあっていても 入れ歯の異物感に我慢ができなくなって外してしまうことが よくあります。

歯のない人でも、入れ歯を入れていなくても、柔らかいものを ゆっくり舌で押しつぶして、食事を楽しみ長生きを なさっている方も沢山おられます。ただし、舌で押しつぶすには舌の力が強いことが絶対条件です。

「舌圧」ということばを 是非覚えてください。

年齢が上がるに連れて、舌圧(舌が上顎に押し付ける力)が落ちてきます。

こうなると、舌で食べ物を押しつぶし、飲み込む力も衰えるだけでなく、喉頭蓋という、気管内にある肺への入り口、喉頭蓋というフタの機能も落ち込むために、むせ始め、肺に食べ物や、細菌の入った唾液や、逆流した、酸性の強い胃液がこのフタ(喉頭蓋)の緩みから、肺に侵入し、繰り返します。このフタを鍛えることが最も重要なことなのです。

舌を鍛えると連動する筋肉も鍛えられ、喉頭蓋の開閉する筋肉も鍛えられます。これが、誤嚥性肺炎をなくすポイントです。

これは、誤嚥性肺炎で亡くなる人を減らし、健康長寿を支え、医療費を減らす重要なことです。

是非 舌圧をこの道具で鍛えて下さい。

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誤嚥・誤嚥性肺炎の知識

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