質問コーナー

誤嚥性肺炎を繰り返し、熱もくり返すため、すべてとろみをつけて食べています。歯もないためミキサー食です。そういう老人でもこの器具は使用できるでしようか?

誤嚥が進んだ高齢者のお世話をしている方から、一番多い質問です。

誤嚥には、繰り返していると、肺に異物が蓄積されているため、熱を下げても また感染して熱を繰り返し そのスパンも短くなる特徴があります。

肺に入った異物を取れないという現状で出来ることは、少しでも、舌・嚥下関連筋・喉頭蓋を鍛えるという発想転換だと思います。

特に、舌を鍛えるということは、舌が上顎を押し付ける力が強くなるということです。歯がなくても、舌と上顎とで食べ物を押しつぶしたり、呑み込む力が強くなり、連動している喉頭蓋も鍛えられるという発想転換です。

例えば、歩くことで、足全体が鍛えられるという連動と同じです。

とろみをつけている方なら、「タン練くん」の中になにも入れず ニップルを口に入れ赤ちゃんのように舌を繰り返し、上顎につけるように動かし飲み込むような動作をして少しでも鍛えて下さい。

しっかりとした嚥下の動きができたら、(のど仏が上下しているとか、むせることが少なくなる等) 中にお好みの飲料を入れて飲むことで機能訓練してください。

また、平日 リハートテックの事務所に電話していただければ、ニップルの先の穴が大きいとろみ用のものも、備えておりますので対応させていただいたきます。

このような方は 舌圧が下がって このニップルを舌の圧力でつぶせない(リハビリにならない)方が多くおられますか、二回三回と毎日続け、1分ぐらい続けられるようになると、かなり筋肉が付いてきます。

「タン練くん」は口腔嚥下機能訓練器具(一般医療機器)です。

加齢により弱った呑み込む筋肉を強くするようにリハビリを、毎日 すこしづつ続けることが大切です。

しかし、重複した他の症状 例えばタンやアレルギーなどに対応できるものではありません。薬との併用が必要です。

歯もないミキサー食の方もたくさん使われています。自分の口でしかたべられないのだから、鍛えましょう。

ニュース&ブログの12月31日のところをご覧になって頂くと、一回吸うために舌にかかる負荷を示しています。

ニップルの側面を線状で押しつぶした時にかかる負荷(N-ニュートン)を示しています。(県工業技術センター調べ)

測定機械の仕様上 線状に押しつぶし計測値を出しております。グラフの波形は ニップルの太さ・直径約12~13㎜の所を押しつぶした場合の負荷が約5ニュートンであることを示しています。

舌は面で押しつぶしますから、もう少し大きな力が掛かります。一回の動きでそれだけ大きな力の負荷をかけてリハビリをくり返すため、舌が疲れます。

疲れてきたら休んで下さい。自分のできる範囲で、インターバルトレーニングしてください。

1日のトレーニング時間の合計は 最低1

分以上が 望ましいです。適量としているブルーのボトル(容量30cc)を飲みきる時間が普通に使える方で(約1分)かかります。

朝晩 二回位 リハビリを行って行うことをお勧めします。

誤嚥が重症の方ほど、舌の力が落ちているので、疲れ方がひどく止めてしまわれるかたもおられますが、最初は2~3回でも、根気よく続けることが重要です。飲むだけで鍛える簡単なリハビリなのですから。