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加齢による嚥下機能の低下、脳血管疾患(脳卒中)の後遺症が原因

●加齢による嚥下機能の低下

1.歯が減ったことによる咀嚼力の低下

2.唾液分泌量の減少により食塊(食べ物を飲み込むために唾液と混ぜてできた食べ物の塊)の形成が難しくなる。

3.のどの奥の知覚低下に伴う嚥下反射の遅れ

4.喉仏が下がることによる嚥下運動の遅れ

●脳血管疾患(脳卒中)の後遺症

嚥下障害の原因疾患の45%は、脳血管疾患(脳卒中)によるものといわれてます。

脳血管疾患には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血がふくまれます。障害を受けた部位や範囲によって、高次脳機能障害や片麻痺、失調、排泄障害などの後遺症を伴う場合があります。また、脳血管疾患によって摂食嚥下に関連する知覚や運動の障害が生じた場合、咀嚼ができない、うまく飲み込めない、嚥下反射が間に合わずに誤嚥するなどの、嚥下機能に問題が発生します。

嚥下障害へのケアを怠ると、どんなことが起こる?

①命に関わる誤嚥性肺炎に発展

嚥下障害は医療、介護現場、さらに在宅介護の場でも多く見受けられます。適切な予防、対策をしないと、さらなるトラブルを引き起こしかねません。トラブルの一つとなるのが誤嚥性肺炎です。

口の中にある細菌が食べ物や唾液に付着し、それを誤嚥して吐き出せないで放っておくと、肺の中で炎症を起こしてしまい、誤嚥性肺炎に発展してしまいます。

また、高齢者の肺炎罹患者の7割以上は誤嚥性肺炎といわれてます。誤嚥性肺炎による死亡者は2010年には男女合わせて約3.7万人でした。年々増加傾向にあり現在の傾向が続けば、2030年には死亡者が13万人にまで増えるという予測があります。高齢の方にとって、誤嚥性肺炎は誰にでも起こり得る、身近に迫る問題です。