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特養ホーム常勤医石飛先生の言葉から引用

先生がホームに就任した当時、入所者の誤嚥性肺炎がひっきりなしに起き、救急車のサイレンが鳴り止まなかったそうです。原因を端的に言えば、食べる量につての認識が間違っていたのです。

当時は一日平均1500キロカロリーの栄養と1400ミリリットルの水分が与えられていました。

入所者の三割に嚥下障害があり、口から食べるのが難しい状態で 食事介助をするときノドの奥に食べ物が残っているのに、次々口に入れるために、ますます誤嚥が進んでしまう状態でした。

肺炎→胃ろう→肺炎の悪循環

嚥下障害は治らないという今までの常識

口からものを食べることを諦めさせてしまう。状態にあった量やカロリーを考えることが重要です。

ある患者さんに胃ろうをすすめたのてすが、この方のご主人が断固として反対されました。そのまま病院から、特養ホームへに帰りたいと強くおっしゃるのですが、特養ホーム側は、栄養を口からとれない状態の方は受け入れなれないとのこと。病院と特養ホームとそのスタッフで、議論が行われて、特養ホーム常勤医の先生が責任を取るとホームに戻ってこられました。そしてご主人が、そばについて、口の中に指を入れて、口のマッサージや、嚥下トレーニングしながら食事を取らせたのです。

すると、チュッ、チュッと奧さんが指を吸う音が聞こえました。吸啜(きゅうてつ)反射といって、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う原始的な反射がまだ残っていたのです。

次に旦那さんがスプーンでゼリーを口の中に入れたら、喉仏が動いて(ゴクリ)という音とともに飲み込んだのです。

私の感想

落ちてしまった飲み込む力は元に戻らないと広く世間一般の常識のようになっていますが、この赤ちゃんの吸啜反射は老人にも残っています。

赤ちゃんが大人の嚥下力へと成長するこの吸啜反射を利用して、舌から続く嚥下の14種類の筋肉を鍛えることで回復に向かうと実証した一般医療器具が(タン練くん)を是非広く世の中に広がってお年寄りの命を救う器具として知って頂きたいと強く願っております。