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先日もお電話がありました。87歳のお母様が今まで三回誤嚥性肺炎で入院されていてタン練くんをつかえるでしょうか?という、ご質問です。

本当に多いご質問です。今も入院なさっていて、病院ではもう、口から食べさせることが出来ないので、胃ろうなどの経管栄養をしないのであれば、とりあえず熱は抗菌剤で下がったので退院して下さいと言われたというものです。
もう少し早く鍛えていればなあと、ため息が出ます。嚥下は反射です。嚥下関連筋肉が弱り 喉頭蓋の開閉がスムーズにいかなくなって起こります。口腔内が不衛生であるために口腔内常在菌が気管内に入ってしまうことで感染します。
ゴクリと飲み込んだとき、嚥下物が気管の入口を通過するとき蓋である喉頭蓋がキッチリ締まりきっていないとどんどんすき間から肺のほうに細菌が入ってきます。いくら、肺の炎症を抗菌剤や抗生物質で抑えたとしても、一番の原因である喉頭蓋の緩みが原因なので、ここを鍛えずに帰してしまうと、すぐに繰り返してしまいます。
私の開発した口腔嚥下機能訓練器具は、開発5年を経過して一定程度実績もあります。先生方、是非低価格のこの一般医療器具に認定されている「タン練くん」で助けてあげて下さい。