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山城新伍さんは糖尿病で入院なさって、四年後には誤嚥性肺炎でお亡くなりになりました。

とてもおしゃれで、気取ったような面白い芸風で一世を風靡されました。俳優さんはしゃべり演技するのがお仕事です。よく、落語家や、歌手いわゆる声をよく出すお仕事の人は、誤嚥性肺炎になりにくいのではないかと言われています。

しかしとても沢山の役者さんや歌手の方々が誤嚥性肺炎でお亡くなりになっています。

山城新伍さんは糖尿病で入院なさっていたのですが、入院して全く動かない生活をすると、筋肉や脳力においても落ちると言われています。

山城新伍さんも 糖尿病で入院で寝たきりになり、飲み込む筋肉も落ちてしまって 誤嚥性肺炎になったものと思われます。

私どもの特養から、病院へ入院された患者さんは、二週間ぐらいの入院でも、とても体力が落ちた状態で戻ってこられます。

高齢になって入院するというのは、原因の疾病を治して貰うという本質があるのですが、全体的な体力をみた場合 一気に「落ちた」状態になってしまうことが、とても多いです。

入院して直して貰って、すっかり体力が「落ちた」状態で戻って来られる方の割合が高いのです。フレイルという状態から、とても重度の要介護状態なってしまった入所者さんの姿を見るにつけて、とても切ない気持ちになります。せめて起こして上げて、歩行器で安全を確保したうえで、入院生活を送って頂く配慮が是非必要だと感じています。

山城新伍さんは70歳であまりにも早い一生を終えられました。もう少し、飲み込む筋肉のことも、ウォーキング以上に、食べて生きているということを人間は重要だと知る必要があると思います。