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赤ちゃんはいつ「人間」になるのか 東大医学部・医学博士 西原克成の著書にこう書かれています。

口を使うと脳が活性化する。

実は、こうした赤ちゃんのなめまわしによって発達するのは、物事の認識能力や感性だけではありません。
赤ちゃんの脳自体も口を動かすことによって、急速に発達していくのです。
なぜ口や舌を動かせば、赤ちゃんの脳は発達するのか_それは、脳という器官がそもそも口を使うということが、引き金となって発達してきた器官だからです。
中略
人間の複雑な脳も、実はこの口のまわりの神経から生まれたものです。つまり、口のまわりに作られた神経が進化の過程で、複雑になり、それがやがて独立したのが動物の脳というわけです。
ですから、「脳は口から出来た」ということが出来るわけです。