障害者施設様(3件の障害医療福祉法人様)を訪問して、テーマ「食べる力を鍛える」で講演&意見交換会をしてますますこの分野での口腔嚥下機能訓練具(タン練くん)の必要性、重要性を感じました。
身体障害者の皆様の傾向として、40才代から、老化のスピードが早まり、身体機能低下と、食べる力の低下が始まる傾向にあります。舌圧計による計測をすると、最低希望舌圧値(20キロパスカル~30キロパスカル)に足りないケースが多く10キロパスカル前半であることがほとんどであるというのが、実測した実感です。
身体障害者の皆様や、意見交換会をした機能訓練士、看護師、介護職員とお話しをして、食べる事をとても楽しみにしているという思いを感じました。
私の特養(介護施設定員80名)に訪問してくださったので、有資格者の3名の皆さんにまず舌圧計の使い方を説明し、各々の皆様にご自身の舌圧を計って頂きました。皆さん正常範囲の値でした。計測法を覚えて頂いたので、お越し頂いた障害のある方2名の方々の舌圧を機能訓練士の方に計っていただき、数値を記録しました。残った歯の歯式はわたし(歯科医師)が記録してお知らせ致しました。タン練くんを使う前のビフォーの数値がこれでわかりましたので、アフター、これから口腔嚥下機能訓練器具(タン練くん)を毎日使って(中においしいもの、カルピスや、豆乳や飲むヨーグルトなどいれて飲むだけ)、実際 計測(この施設様は舌圧測定器を購入されました。)を始めます。他施設様では一年間毎日、タン練くんを使い嚥下力を鍛え、舌圧計で1か月に計測した結果 16キロパスカル→36キロパスカルの正常値まで上昇しました。結果、 しっかりと自分の口で食べる期間を延ばし、健康寿命延伸に繋がり、社会貢献出来る器具と認知されたら良いと思います。最近の私は、月2回のペースで講演活動をしています。私は、足腰を鍛えるための散歩やランニングの重要性は十分世の中に認識されているのに、生死に直結する、食べる力を鍛えるというということが、全く認識されていないと嘆いています。。飲み込む力は足腰と同じように衰えてきます。全く同じだと思います。筋肉の連動という意味では。あれだけよくおしゃべりになった俳優の山城新伍様(芸名を出したことを詫びします。わかって頂きたいためです。)や落語家、歌手など、大きな声を出すお仕事の方も70才代で誤嚥性肺炎でお亡くなりになるかたがとても沢山のおられます。肺炎という意味では死亡者に関しては コロナによる死亡者の比較にならないほど多数の方々が要介護のあとお亡くなりになっています。元気なうちはほとんどの方々が介護はされたくないとおっしゃいますが、10人中お一人しか介護なしの人生をおくれるかたは、いないそうです。口の機能の問題が大きく関わっております。口の機能を高めるために、
やはり、舌に直接高い付加をかけ、しかも、赤ちゃんが栄養をとりながら、飲み込む力も鍛えるという安心安全な方法がいいのではないでしょうか。中に好きな美味しい飲料を入れて毎日、飲むこと続けるだけで
十分な運動になります。そのような効果が出るように吸い口を作り、特許も取得しております。エビデンスや実例も多数あり口腔リハビリテーション学会に、口腔リハビリテーション学会指定医であり、指導医である田村教授、副学長に教えを請いな
がら、口腔リハビリテーション学会雑誌に学会提出の抄録も載せていただいており、厚生労働省直下の医療機器認定機関PMDAに一般医療機器として、登録されておりますので、
安心してお使い下さい。「最後まで自分の口で食べて頂きたい」というのが、わたしが世の中に残していきたい、伝えていきたい言葉です。