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飲み込み力低下のサイン 西山耕一郎著より

「あれ、おかしいな」 「何かいつもと違うな」という「飲み込み力低下のサイン」が現れてくるのは、はやくても、50代、60代あたりからです。
このぐらいの年代になると、のど仏の位置が下がってくるとともに、飲み込み時に微妙なタイミングのズレが出てくるようになり、それまでよりも飲み込みづらくなってきたのを感じ取るようになるのです。
「飲み込み力低下のサイン」として、いったいどんな兆候があらわれるのか、」挙げてみましょう。
○食事中、ムセたり咳き込んだりすることが多くなった
○自分の唾液を誤嚥しそうになって、咳き込むことがある
○ビールの生ジョッキなど、上を向いてごくごくと飲み物を飲むと、むせることがある
○薬やサプリメントなど、大きめの錠剤を飲みにくく感じるようになった
○食後に、痰が増えることがある
○しょっちゅう咳払いをしている
○痰がからまることが多い
○鏡を見たときに、のど仏の位置が「首の半分より下」にきている
○夜、咳で眠れなかったり、咳き込んで目覚めたりすることがる
○以前より食事時間が長くなった気がする
○以前よりも「声が小さくなった」と言われる
○最近、体力が落ちてきたとかんじる
○この頃、歩くスピードが遅くなったように感じる
○最近、ちょっと体を動かしただけで、すぐに息切れするようになった
○呼吸が浅いほうだ
○知らず知らず口呼吸をしている
○運動らしい運動は、まったくしていない
○いつも必要がなければ歩かない。あるいは、ウォーキングや散歩をしようという気持ちがまったくない
○カラオケは嫌いだ
○おしゃべりをするのは好きではない。誰かと会っていても、いつも口数少ない

いかがでしょう心当たりの項目も多かったのではありませんか。これらの症状は「自分ではきづいていない」方が多いという特徴があります。早いうちに飲み込む力をつけることが大切です。
いまは嚥下力を舌圧で計測するという、数字で見える化が出来るようになっています。
いつも行く歯医者さんに電話して、舌圧計があるか確認して計って貰うと、嚥下力低下がどのようなレベルかハッキリわかると、対策もしやすいですね。