あなたは大丈夫？嚥下障害を自分でチェック！

食べ物や飲み物を飲み込むときにトラブルが起こる「嚥下障害」は、誤嚥による窒息や肺炎のリスクを高めます。「もしかして…」と思ったら早めに医師に相談したり、食事や環境を整えたりする必要があります。

嚥下障害を自分でチェックする際のポイントをご紹介します。

嚥下障害を疑うときには、まず自分の食事スタイルに変化がないかを確認してみましょう。食事スタイルで確認してほしいのは次の3点です。

• 食べるのが遅くなった
• 食べる量が減った
• 硬いものが食べにくい

これらは、咀嚼や嚥下の機能が低下することで起こっているかもしれません。「以前とは違う」と感じることがある場合には、嚥下障害の可能性を考えてみましょう。

嚥下障害が特に目立つのは、食事中や食事後です。食事に対する自分の身体の反応に変化がないか確認してみましょう。

チェックしてほしいのは以下の7点です。

• 飲み込みにくさを感じる
• 食事中にむせる
• 喉に食べ物が残る感じがある
• 口の中に食べ物が残る感じがある
• 胸に食べ物が残る感じがある
• 口から食べ物がこぼれることがある
• 食べ物や酸っぱい液が胃から戻ってくることがある

咀嚼や嚥下がうまくいかずにむせたり、食道や胃にしっかりと食べ物を届けられていなかったりするなら嚥下障害の可能性があります。一つでも心当たりのある方は医療機関に相談することをおすすめします。

食事の場面以外でも、身体の変化から嚥下障害のチェックをすることができます。次のような違和感がある場合には、嚥下障害の可能性があります。

• 肺炎と診断されたことがある
• 体重が減った
• 喉に痰が絡んだようにゴロゴロする
• よく咳が出る
• かすれ声になる
• 舌に白い苔のようなものが付着している

これらの変化は身近な家族や友人から指摘されることもあります。急激に変化が起こっている場合は嚥下障害を疑ってみましょう。

また、嚥下障害ではなくても、他の病気が原因となっていることもあります。当てはまる症状があれば、医師に相談してみましょう。