誤嚥と聞くと、むせたり咳が出ることを思い浮かべる人は多いですが、誤嚥してもこうした症状が出ないことがあり、これを不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)と言います。この誤嚥は命にかかわる危険性があるため注意が必要です。こちらでは不顕性誤嚥について詳しくご説明します。
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食事中にむせたり咳が出るような、はっきりとわかる誤嚥を「顕性誤嚥」と言います。これに対し、咳やむせといった症状がなく、誤嚥したことが一見わからないものを「不顕性誤嚥」と言います。不顕性誤嚥は人によって程度が異なり、多量に誤嚥すればむせるものの、少量ではむせないといった場合もあります。
むせていないから誤嚥はしていない、ということにはなりません。不顕性誤嚥は、寝たきりなど身体機能が低下した高齢者に多く見られ、嚥下反射の低下や筋力の衰えにより起こりやすくなります。
不顕性誤嚥が起こる場面は食事中だけではありません。実は睡眠中にも起こります。睡眠中は本人の無意識のうちに、唾液や鼻汁、胃液などが呼吸に伴って気管に入る現象が起こるのです。嚥下反射・咳反射が低下した高齢者の多くに、睡眠中の不顕性誤嚥が見られることがわかっています。
誤嚥が原因で発症する恐れのある肺炎の一種、誤嚥性肺炎。日本人の死因TOP5に入る肺炎ですが、嚥下機能が低下し始める高齢者の方の多くは、この誤嚥性肺炎であるケースが高いです。
誤嚥性肺炎を発症する際、咳・むせる・口が乾くといった兆候が見られます。ご本人が気づかない場合でも、ご家族の方がこのサインに気づけたのなら、誤嚥性肺炎になるリスクは減らせます。
しかし、これは通常の誤嚥の場合のサインになります。咳・むせる等の症状がみられない不顕性誤嚥の場合は、どうすれば良いのでしょうか?続いて、不顕性誤嚥が招く誤嚥性肺炎の特徴について解説します。
不顕性誤嚥で注意すべきなのは、気づかないうちに誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうことです。実は、不顕性誤嚥は高齢者だけではなく、健常者にも見られる現象です。しかし健常者は口腔内が清潔に保たれており、唾液などを誤嚥しても免疫によって細菌が排除され、誤嚥性肺炎の発症にまで至ることはありません。
ところが、身体機能や免疫力の低下した高齢者は、誤嚥すると気管に入り込んだ細菌を排除することができません。また、自分で歯を磨くことが難しかったり、口から食事をしないため自助作用が働かないなどの理由で、口腔内を清潔に保つことが難しく、細菌が増殖して誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎になると咳や発熱などの症状が見られますが、不顕性誤嚥が原因の肺炎では、このような症状が出ない場合が多いのです。その上、寝たきりなどで意思疎通が難しいことから治療が遅れてしまい、誤嚥性肺炎が重症化する危険性があります。
不顕性誤嚥や誤嚥性肺炎を防ぐには、十分な口腔ケアが極めて重要です。口の中の細菌量を減らすことで、誤嚥したとしても肺炎の発症を抑えることができます。また、普段から嚥下力を鍛える運動を取り入れることも有効です。
喉の衰えは40代から始まります。むせることが増えた、咳き込んでしまうというのは、飲み込む力が低下したせいかもしれません。
喉には気管と食道があり、飲食物が入ってくると、のど仏の裏側にある喉頭蓋と呼ばれる筋肉が瞬時に気管に蓋をして、流入を防ぎます。この筋肉が衰えると、飲食物が気管に入ってしまう恐れがあります。飲み込み力を保つには、毎日のトレーニングが大切です。毎日トレーニングを行えば、誤嚥性肺炎も予防することが可能です。
ReHEARTTEK(リハートテック)では、口腔ケアの経験を生かして完成させたタン練くんを提供しています。タン練くんは、特別養護老人ホームの運営に携わる中で「誤嚥で苦しむ方や亡くなる方を助けたい」との思いから開発した商品です。飲むという日常動作で嚥下力トレーニングができます。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
誤嚥の対策には、ReHEARTTEK(リハートテック)の嚥下力トレーニング器具『タン練くん』をお役立てください。日常、飲まれる飲料で誤嚥対策の運動ができる器具です。ボトルには弾力性のある吸い口がついており、飲み物を飲むことで舌が自然と前後に動き、飲み込むために必要な筋肉を強化できます。
ご家庭はもちろん、老人ホームなどの介護施設でも取り入れていただけます。食後やテレビを見ながら無理なく誤嚥対策ができますので、ぜひお試しください。
会社名 | 株式会社リハートテック(ReHEARTTEK) |
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設立 | 2017年11月 |
代表取締役 | 笠原 佳代 |
事業内容 | 嚥下力トレーニングボトル「タン錬くん」を主とした開発・製造・販売 |
ショップ | https://shop.rehearttek.com/ |
URL | https://rehearttek.com/ |